シートができるまで

シートができるまで

シートの制作について、K&Hを調べてみました。 初めに大切なのが、シートベース製作。 車体への取り付け位置を決め、シートベースの裏にある「ゴム足」の取り付け位置を決めます。 この「ゴム足」は、車体を傷つけないだけでなく、 車体から伝わる微振動を防ぐ役割もあるのだそうです。 また、レザーをシートベースにどう取り付けるのかも先に決めます。

こういった取り付け位置などを決めてから、 やっとスポンジ形状の設計に取り掛かることができます。

スポンジの形を決めるのに、完成品のスポンジと同じものを木やFRPでマスター型をいったんつくります。 これはK&Hのこだわりの部分らしく、この型の制作に時には、何ヶ月もかかる事があるそうです。

ここでやっとシート型ができて、これにスポンジを流し込んでシートを作ります。

もちろん、レザーにも縫製にも細部にわたってこだわります。

原型・型・レザーまで造り上げられたシートは試作品が作られ、最終チェックの試乗が行われます。ダブルシートのテストでは二人乗りでの試乗まであるそうです。

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